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天の岩戸

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天の岩戸」さんは、神路山の逢坂峠のふもとにある洞窟で、付近一帯を高天原ともよんでいる。

天の岩戸神話になぞられているのも、この付近が杉の木立がうっそうとし、ひんやりとした霊気につつまれているからで、岩穴からは渾々と清水が湧き出ている。

この流れは、禊滝と呼ばれる滝となって、たえず神路ダムに流れまんまんとただよい、水面にはお獅子岩の岩影や、緑こく育った神路山の植林のすがたをそのまま写し、志摩用水として日量31000トン、志摩住民の生活飲料水の源となっている。

また、日本の「名水百選」に選ばれていて有名である。

世界の真珠王御木本幸吉翁もかつては岩戸の崇拝者であり、昭和六年三月、当時の恵理原地区青年団員と記念の楠を手 植せられた。これが岩戸さんの中央にのびのびと育った楠で、御木本楠と名付けられている。

地元、恵理原老人会は毎月例祭をとり行っており、全国各地から四季を通じ訪れる人々でにぎわう。
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看板より転載

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天岩戸伝説

天岩戸伝説は、神話によると、だいたいこんな感じです。

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父イザナギの、海原を治める命を果たさず追放されてしまったスサノオノミコト。高天原を治めていた、姉アマテラスのところにやってきます。ですが、高天原でも好き勝ってにふるまい、ある時、神に捧げる布を織る織り小屋に皮を剥いだ馬を投げ落とし、織女が命を落としてしまうという大事件が起こります。

ショックを受けたアマテラスは洞窟(天の岩戸)に引きこもってしまい、太陽の神が隠れたことで、世界は真っ暗闇となりました。

真っ暗闇となった世界では、この大変な事態に、神々が作戦をたてました。ニワトリを鳴かせ、そして天の岩戸の前で、アメノウズメミコト(サルタヒコの奥さま)が、足を踏み鳴らし、肌もあらわなお色気ダンスを披露したところ、集まった神々は大盛り上がりとなりました。

洞窟のアマテラスが、外の楽しそうな様子が気になって岩戸から顔を出したところを、待ち構えていたタヂカラオがアマテラスの手を取って外に出し、世界が光を取り戻し、めでたしめでたし。

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岩戸を開かせたのは、神の力を使った超自然的なものではなく、宴会芸のようなもので皆が大ウケしたことだった、という何とものんびりした平和的な方法なのが面白いです。この話に限らず、神々は全知全能といった感じではなく、とても人間っぽいのが、日本の神話の特色なのかもしれません。

猿田彦の森

そんな伝説の残る洞窟の水穴からは、とても澄んだ水が流れており、滝となっています。名水とあって、お水を大量に汲んで行かれる人も多いです。(ただし、駐車場付近の看板には「生水で飲むことは控えてください」と書かれています・・・)

天の岩戸を出て、伊勢方面から志摩方面に向かって、県道32号線を走っていくと湖があらわれます。看板に書かれていた神路ダムです。神路山から流れた清水が滝になり、豊かな湖になっているんです。自然はすごいです。

滝の向かい側には、洞窟の風穴に向かって歩くコースがあります。
こちらも名前の通り、洞窟に空いた穴です。
かなり距離があり、傾斜もありますので、行かれる場合はスニーカーが良いでしょう。

このあたりの山は、昔、猿田彦の森と呼ばれており、江戸時代にはこの山を越えるルートも使われていたようです。今は使われていなさそうな山道をところどころで見かけます。

伊勢参宮名所図会」には、片枝の杉の大木の前に鳥居があり、そこにお参りに訪れる人の絵が描かれています。

伊勢参宮名所図会は、江戸時代(1797年)に刊行された伊勢まいりの案内書です。京都の三条大橋を出発し、伊勢に向かう途中の風景などが描かれています。江戸時代の地理は今とはかなり違ったようで、ここはどこなんだろう?と思うような箇所も多いです。

今は、訪れる人もほとんどありませんが、この山を登っていくと「片枝の杉の大木」が、今も静かにそびえ立っています。

天の岩戸へのアクセス

住所:志摩市磯部町恵利原

伊勢道路(県道32号線)を走っていくと「天の岩戸」という看板があり、鳥居があります。この鳥居をくぐってから、さらに1kmほど進んだところに駐車場があります。
この鳥居の向こうは、ミラーが設置されていない場所があり、対向車も時々ありますので、気をつけて来てくださいね。

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住所:三重県志摩市磯部町恵利原240

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