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古市 参宮街道

江戸時代のお伊勢参りは、今とはかなり様子が違ったようです。

今とは大きく違う場所のひとつが、外宮と内宮の間にある古市です。

古市は、遊郭や芝居小屋、料理店、旅館などが立ち並ぶ歓楽街でした。
(現在の古市町ではなく、倭町、中之町、桜木町の一帯をさしていたようです)

古市参宮街道資料館では、貴重な当時の写真や資料を見ることができます。

古市参宮街道資料館 入場は無料です。

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今も残る麻吉旅館

空襲で当時の建物はほとんどなくなりましたが、麻吉旅館は今も営業を続けています。創業は200年を越えると言われており、賑やかだった時代の古市からただ1軒残る旅館です。

当時は芸妓さんを20人も抱える大きな料理店だったようです。建物は、高低差を利用した大きな木造5階建てで、昔を想像させてくれる貴重な建物です。

この古市には3つの芝居小屋があり、その内の1つは、麻吉旅館の街道側の角にあったそうです。

古市の旧参宮街道の入口付近はかなり急な坂道となっており、古市参宮街道資料館付近は海抜34mという表示があります。そして、今も春にはウグイスの鳴き声が聞こえてきます。

町を見下ろす高台で、昼も夜も三味線の音がし、人が溢れとても賑やかな街だった古市。遠い旅路を経て伊勢参りを終え、この坂道を登るとき、旅人の気持ちの高揚感は相当なものだったのではないでしょうか。

古市の全盛期は1780年ごろで、遊郭は70戸程度 遊女は1000人もいたそうです。

油屋、杉本屋、備前屋という大きな遊郭が存在し、遊女たちは教育を受け芸を学び、どんな人が来てもきちんと対応できるよう、しつけられていたとのことです。

華やかな遊女は、お金持ちの家に見受けされることもあり、出世奉公という言葉まであったそうです 。

高級遊女は女性から見ても綺麗であったようで、憧れて格好を真似る人たちもいたのだそうです。

ですが、彼女たちの多くは貧しい家庭の出身で14~5歳で売られて古市にやってきました。多感な時期の子どもたちは、どんな思いで毎日を過ごしたんでしょう。今では本当に考えられないことです。

今は、ところどころに立てられた石碑と麻吉旅館、神社を残すのみで住宅街となっています。

アクセス

車でのアクセス
伊勢自動車道、巨石が祀られた浅香つゞら稲荷神社横に階段があり、階段を挟んだ形で麻吉旅館は建っています。

伊勢古市参宮街道資料館 三重県伊勢市中之町69
駐車場あり 近鉄 宇治山田駅 徒歩約25分

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